2022-10

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歴史考察

統一新羅の伝承『處容郞(チョヨンラン)』から見る韓国の舞踊文化と疫神への対応。

朝鮮の伝承を集めた三国遺事に疫病を退治する話しがある。『處容郞(チョヨンラン)』という人物の伝承だ。時代は統一新羅の末期。49代の憲康王の御代だ。 憲康王はとても努力家で、頭も明晰、それによってかこの時代は新羅の末期にもかか...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。望郷の歌2。思国歌(くにしのひうた)。

今回は倭建命が死を前にして歌ったいわゆる望郷の歌、国偲びの歌を中心に見てみよう。 原文は以下である。物語りはよく知られているが、原文をしっかり確認することで、また味わいもでてくる。原文は以下である。 伊能知能 麻多祁牟...
歴史考察

智証大師:円珍が出会った新羅明神とはどんな神であったのか。末法の世に現れた「カミ」。武家の守護神ともなる。

円珍が唐留学の帰途、嵐の中であった神。それが新羅明神だという。神は円珍に仏法を守るかわりに、近江の地で私を安置することをお告げした。 円珍は日本に帰国すると、三井寺の再建にかかり、さらに新羅善神堂にこの「カミ」つまり新羅明神...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。望郷の歌と解釈。死を前に国偲歌を歌った境地。

倭建命(やまとたけるのみこと)の部分は古事記の中でも文学性が高いところとして知られる。古事記を文学として味わうために、倭建命の望郷の歌を中心に解釈をすすめたい。 「勾」の解釈から 自其地幸、到三重村之時、亦詔之...
歴史考察

慈覚大師:円仁の『入唐求法巡礼行記』から見た統一新羅の海神(ヘシン)【張 保皐(宝高)】チャンボゴと赤山明神の正体

統一新羅の末期にアジアの貿易に大きく影響を与えてた海の王張宝高(チャンボゴ)。彼に関する資料は少ないのです。彼の幼少期や青年期などの資料はまったくない。突然新羅の政治に登場してくる、不可解な人物でもあります。 しかし、彼を評...
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