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記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:伊邪那岐命と伊邪那美命の結婚を読む 『古事記伝』も参照しながら。

今回は伊邪那岐命と伊邪那美命の内容を鑑賞しながら、『古事記伝』及び『古事記』理解への一助としたい。各社の解説書を見てみよう。 それを通して私の私見を追加した。『古事記』という偉大な古典であるにもかかわらず、現代人が読んでもやや空想の...
歴史考察

【高麗の歴史】高麗15代王の粛宗(スクチョン)の治世と高麗の全盛期の陰り。

甥である14代献宗(ホンジョン)から王権を奪う 高麗の王位継承の伝統は 兄弟相続であった。 しかし、高麗王13代の宣宗(ソンジョン)は、死の間際に 子供の献宗(ホンジョン)に譲ってしまう。 献宗はその...
記紀研究

本居宣長『古事記伝』を読む。仲哀天皇の巻。酒楽(さかくら)の歌。宣長の読む力を感じる。

『古事記伝』をしっかり読むこと。これが今後の課題だ。中々落ち着いて読むことが難しいが、落ち着いて一つ一つ読んでみたい。そんな欲にかられながら、ブログに記してみる。 於是、還上坐時、其御祖息長帶日賣命、釀待酒以獻。爾其御祖御歌...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:仲哀天皇。⑵神功皇后の神託。神帰、沙庭、向一道

この箇所は神功皇后が神がかりをするところである。その場所が筑紫の訶志比宮で、さ庭となっている。また、その神託を信じなかった仲哀天皇は神のいかりに触れて、一道に向へと命ぜられる。さ庭そし一道とはどこを指すのだろうか。最後に「あそばせ」につい...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:仲哀天皇。(1)后と御子。坐腹中國也をどう解釈するのか。国とは三韓なのか?

お腹の中にいるときから、国を征伐する使命があたえられていた。応神天皇である。しかし古事記の原文では国を征伐するという文字が欠けている。宣長はそれを補うとして「定」とうい字を用いて解釈した。はたしてこれは妥当であろうか。 また、国を征...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:成務天皇。大和朝廷の基礎ができあがる時代。

志賀宮巻とも。 成務天皇の記事は非常に少ない。 ここで実在性が疑われるのであるが、 実在性はともかく、記事の内容には、大和朝廷の基礎が固まっていくそんなイメージを与える。 国内の政治機構が確立していく。 ...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。白鳥の陵はどこか?

故自其國飛翔行、留河內國之志幾、故於其地作御陵鎭坐也、卽號其御陵、謂白鳥御陵也。然亦自其地更翔天以飛行。凡此倭建命、平國廻行之時、久米直之祖・名七拳脛、恒爲膳夫、以從仕奉也。 故自其國飛翔行、留河內國之志幾 かれ、その...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。八尋の白千鳥。「いさよふ」ということ。

望郷の歌を終え、危篤状態となる倭建命。 ついに亡き人となった命。 白鳥となって天に飛んでいく。それを追う后たち。 まずは原文を見ていこう。 於是化八尋白智鳥、翔天而向濱飛行。智字以音。爾其后及御子等、於其小...
歴史考察

統一新羅の伝承『處容郞(チョヨンラン)』から見る韓国の舞踊文化と疫神への対応。

朝鮮の伝承を集めた三国遺事に疫病を退治する話しがある。『處容郞(チョヨンラン)』という人物の伝承だ。時代は統一新羅の末期。49代の憲康王の御代だ。 憲康王はとても努力家で、頭も明晰、それによってかこの時代は新羅の末期にもかか...
記紀研究

【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。望郷の歌2。思国歌(くにしのひうた)。

今回は倭建命が死を前にして歌ったいわゆる望郷の歌、国偲びの歌を中心に見てみよう。 原文は以下である。物語りはよく知られているが、原文をしっかり確認することで、また味わいもでてくる。原文は以下である。 伊能知能 麻多祁牟...
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