記紀研究

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本居宣長『古事記伝』を読む。仲哀天皇の巻。酒楽(さかくら)の歌。宣長の読む力を感じる。

『古事記伝』をしっかり読むこと。これが今後の課題だ。中々落ち着いて読むことが難しいが、落ち着いて一つ一つ読んでみたい。そんな欲にかられながら、ブログに記してみる。 於是、還上坐時、其御祖息長帶日賣命、釀待酒以獻。爾其御祖御歌...
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【古事記】を読もう。鑑賞と研究:仲哀天皇。⑵神功皇后の神託。神帰、沙庭、向一道

この箇所は神功皇后が神がかりをするところである。その場所が筑紫の訶志比宮で、さ庭となっている。また、その神託を信じなかった仲哀天皇は神のいかりに触れて、一道に向へと命ぜられる。さ庭そし一道とはどこを指すのだろうか。最後に「あそばせ」につい...
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【古事記】を読もう。鑑賞と研究:仲哀天皇。(1)后と御子。坐腹中國也をどう解釈するのか。国とは三韓なのか?

お腹の中にいるときから、国を征伐する使命があたえられていた。応神天皇である。しかし古事記の原文では国を征伐するという文字が欠けている。宣長はそれを補うとして「定」とうい字を用いて解釈した。はたしてこれは妥当であろうか。 また、国を征...
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【古事記】を読もう。鑑賞と研究:成務天皇。大和朝廷の基礎ができあがる時代。

志賀宮巻とも。 成務天皇の記事は非常に少ない。 ここで実在性が疑われるのであるが、 実在性はともかく、記事の内容には、大和朝廷の基礎が固まっていくそんなイメージを与える。 国内の政治機構が確立していく。 ...
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【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。白鳥の陵はどこか?

故自其國飛翔行、留河內國之志幾、故於其地作御陵鎭坐也、卽號其御陵、謂白鳥御陵也。然亦自其地更翔天以飛行。凡此倭建命、平國廻行之時、久米直之祖・名七拳脛、恒爲膳夫、以從仕奉也。 故自其國飛翔行、留河內國之志幾 かれ、その...
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【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。八尋の白千鳥。「いさよふ」ということ。

望郷の歌を終え、危篤状態となる倭建命。 ついに亡き人となった命。 白鳥となって天に飛んでいく。それを追う后たち。 まずは原文を見ていこう。 於是化八尋白智鳥、翔天而向濱飛行。智字以音。爾其后及御子等、於其小...
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【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。望郷の歌2。思国歌(くにしのひうた)。

今回は倭建命が死を前にして歌ったいわゆる望郷の歌、国偲びの歌を中心に見てみよう。 原文は以下である。物語りはよく知られているが、原文をしっかり確認することで、また味わいもでてくる。原文は以下である。 伊能知能 麻多祁牟...
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【古事記】を読もう。鑑賞と研究:倭建命(やまとたけるのみこと)を読む。望郷の歌と解釈。死を前に国偲歌を歌った境地。

倭建命(やまとたけるのみこと)の部分は古事記の中でも文学性が高いところとして知られる。古事記を文学として味わうために、倭建命の望郷の歌を中心に解釈をすすめたい。 「勾」の解釈から 自其地幸、到三重村之時、亦詔之...
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『古事記』研究「垂仁天皇」后妃と御子。伊勢神宮の起源と石上神宮の伝承。倭姫命の伊勢神宮への貢献。

伊勢神宮の起源が気になるところです。日本人ならだれでも一度は訪れたい伊勢さん。しかし、文献上での伊勢の起源はといわれると、しっかり答えられない場合も多いのでは。今日は『古事記』の中にある伊勢の起源を、「垂仁天皇」の巻からひも解いてみること...
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建波爾安王(たけはにやすのみこと)の反逆。初国を知らす天皇。崇神天皇またの名を御真木天皇(みまきのすめらみこと)。

又此之御世、大毘古命者、遣高志道、其子建沼河別命者、遣東方十二道而、令和平其麻都漏波奴自麻下五字以音人等。又日子坐王者、遣旦波國、令殺玖賀耳之御笠。此人名者也。玖賀二字以音。故、大毘古命、罷往於高志國之時、服腰裳少女、立山代之幣羅坂而歌曰...
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